都会の物質
田舎との行き来の繰り返しによって我々は断言してもまちがいないことを悟った。
離散した物質が我々の意識を浸食している。
都会や工場には変な物質が浮遊している。
その物質が拡散している。
原付で国道を二時間走ったあと喫茶に入りウェットティッシュで顔を拭いたら黒かった。
天竜峡や伊豆長岡を歩いたときに感じた空気はしっとりしていた。
肺が楽に息づいている。
変な物質によって精神の波長が遮られていないから遠くまで届く。
精神が広がっていって深遠。
それが人間として普通だったのかもしれない。
