121+242=363
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オーディオをやりはじめた時期に高い評価を受けていたBOSE363 BOSEの11.5cmフルレンジは高音質だけど高音と低音が弱い。 そこにツイーターとウーファーを追加してカバーするのが本機。 ツイーターはテトロンの薄膜のソフトドーム。 サランネット外すとこれがグロい模様をしていて[拡大] 触感もなんか 異様。 ぺっとりしていて気持ち悪い。テトロンという素材の薄膜。ペタペタいう。ペトロン。 位置はサランネットの模様の丸の部分に来るので、結構低い位置に来る。 椅子に腰掛けてリスニングする人にとっては低いかもしれないが 部屋で雑魚寝をしながら音楽を聴く人にとってはちょうどいい高さ。 今までいろんなスピーカーを使ってきたけど ツイーターの位置がいつも高すぎるのが気になっていた。 そんな折にこのスピーカーのことを思い出したのでした。 低音はアクースティマス方式の独特な経路を伝ってくる。 ウーファーが直接こっちに顔を向けてないので YAMAHAの5.1chのサブウーファーのような音かなと思ったら リニアに音圧を拡大したかのような論理的な低音だった。 YAMAHAも味がある音がするけどBOSEもいい感じ。 RogersのStudio9と音質比較 解像は量的には同じぐらい 性格がまるで違う Studio9はスタジオシリーズと言う割に陰影が濃ゆくて 言われているとおり、ロジャースには陰の部分がある。 BOSEのWestBoroughは家庭向けに設えられているとしても やっぱりBOSEはBOSEの音がする。 それは一言で言って、映画館みたいな音。 クラシックも無難にこなす。凹凸がよく出る。弦はよく張る。 ロジャースのようなごった混ぜの埋没感はない。 湿度感もなく、あっけらかんとしており 陰りの部分は後ろに隠してあるか捨ててきたような明快な鳴り方をする。 悪く言うと表面的で、音楽の気韻生動を噴かすことはない。 ロジャースを使ったあとだと一層そう感じる。 |
スピーカー端子のケーブル接地部が四角形 コイルの配線素材も四角形 音も四角形 121(上)と242(下)はこのように繋がれるけど 121の方に耳を接近させてみると多少濁ってる。音圧も1dBぐらい落ちている 242を介在させずアンプからダイレクトに繋げば121は明瞭になる (242を介在させても その解像が加味されるので明瞭度も音圧もトータルとしては変わらない) 完璧を求めるなら121に直接パワーアンプが入るよう、バイアンプ方式をとるのがいいと思う ショールームではmarantzとの相性は合理的でC/Pに秀でる感じだった。 パワーアンプのSM-17、SM-17SA、SM-17SA2、SM-6100SAは プリメインのPM-17、PM-17SA、PM-17SA2、PM-6100SAの プリアウト出力と組み合わせる想定で安価にバイアンプが組める。 AVパワーアンプにはMM7025やMM7055やMM8003というのがあり、 それらのパワーアンプも一個一個単独でドライブされていて音は良いみたい。 ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ 363で 久石譲『CURVED MUSIC』 363で 坂本龍一『Smoochy』RIO 録音:TASCAM DR-1 ファイルの前半がバイワイヤリングの音で、後半がシングルドライブの音 マイク録音ではあれだけど、バイワイヤリングのほうがすっきりしてる ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ 121はCDレシーバーのPLS1210とPLS1310とPLS1410にて最適化されている。その二機種にはプリアウトが装備されてる(PLS1510とPLS1610にはない)ので、242用にパワーアンプを増設する人にむけての設定なのかも。242用のアンプは駆動力さえあれば安いものでいい。242はほとんど高音と低音ばかりで人間にとっては音の感受性の弱い帯域なのでそれで十分。BOSE 1701D-5、1705、1705Ⅱなど安い。また、ボリュームが不便ではあるけどプリメインアンプ二台でもいい。フルレンジの121の高域低域を補う242なので、音量は神経質に揃える必要はない。フルレンジの121だけでもいい音だし、242のボリュームが上がればラウドネス曲線になる な ら な い か ? ワタクシは上下別々のプリメインで鳴らしてみたけど聴感で合わせれば充分だった。242の音圧が1.5倍ぐらいになっても問題ない。3倍ぐらいになると121の方が埋没し始めるが、ピークやディップの問題よりセパレートで各々が純粋にドライブされるメリットの方が大きい間違いない。 タイムアライメント(時間軸)を揃える必要もない。パイオニアのS-07はツイーターを下げてウーファーの平均位置より少し後方に設定してあるけれど(低域は回折しやすいからかな)、あいにく363の場合は242の中にウーファーとツイーターがある。そのウーファーは242のボックス内にあるので元々遅れて出ていると思う。それが映画館のような音のイメージにも貢献してるのか。BOSEは低音域の均整さと量のみを確保したいのか、ACOUSTIMASは時間軸のズレなどという繊細な問題は気にしてない方式なのかもしれない。間接音に比べたらどうでもいい問題とか…?そもそも901WBなど四方八方に向いている。よくわからない。 ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ ☺ ☻ 363で Valensia『White Album』 録音:TASCAM DR-1
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