OYAIDE ACROSS 750 cf.ACROSS 750SS, ACROSS 750RR
 


導体には古河電工のPCOCCを採用している。
銅の色がいい。極端に言うとピンク色をしてる。





中心導体周りの絶縁体は4つの空気穴が通された構造。
自重のない空気。自身が振動体にならない。振動を解放する。自身が帯電する事も無い。
コールド用の金属メッシュから空気を置いて距離を離されていて心地よい解放感が味わえる。



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古河電工がPCOCCの製造の打ち切りを発表。たぶん廃版となる。
最後に購入できてよかった。






ナノテックシステムズのMS#207が女性的で紅茶の音とすると
オヤイデ電気のACROSS750は男性的で浅煎りのブラックコーヒーの音がする。
またONTOMO MOOK Stereo誌編の付録品のケーブルと比べてかなり異質な音が出る。
同じPCOCC-A導体でもACROSS750は撚り線で分解する能力が高いのかな。冴えた音を奏でる。
また、その金属系シールドの無いケーブルほどではないが金属系の悪影響が少ない鳴り口をしてる。
音像がしっかりしていて彫りが深く優等生の音が出るが、冷淡な音にはなっていない。
ボリュームを絞ると色のない夢、ボリュームを上げるとエネルギーがドバっとくる。
トルネコの曲のコントラバス?の重低音が、音階がしっかりしていて響きは重厚。
同じくシックな音を出すVIABLUE NF-S1ではその響きが長く続かない。
NEGLEX2497は音は苦しくなく出るがコクやうねりが足りない。
ブルースーナーは愉快な音を出すがやはりその響きが短い。
cf. MOGAMI NEGLEX2497, HITACHI Quantum, VIABLUE NF-S1




長さによる音質の違いとプラグ内のセーム革+綿の有無の違いを比較検証してみた。
長さによる違い:ACROSS750は鮮明な音をしている。それが長い方だと少ししっとりするから長い方が高級なケーブルだと判断しそうだ。擦弦楽器の馥郁や粒立ちは短いほうがよく出ている(プリパワー間にて。DACの出力ように大きな信号ではあまり影響ない)。でも好みの問題だろう。
セーム革+綿による違い:セーム革&綿はACROSSの場合付けない方がスッキリとしている。付けた方がほわっとした音色は加味される。普段音量を上げる場合は付けない方がいいかもしれない。透明感やストレート感が減る。アダージョ系は付けた方がいい感じだけど色気が邪魔な時はストレスを感じる。でも一長一短。どっちでもいい。




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