
| 型番 | 寸評 | |
|---|---|---|
| aiwa | HP-VX100 | 普通のイヤホンを密閉型にしただけの音 |
| alpha | MODEL205VW JAPAN | セミオープンエアーなのか、密閉と開放のバランスがとられている妙趣もある。古いヘッドホンだけど現代のよいアンプに応える。Accuphaseのヘッドホン出力で比較した際K-501にもとくに遜色は感じなかった。もちろんK-501のが明瞭だけど。音は滑らかで拡散せず、管球アンプのようにぬくもりのあるトーン。 |
| AKG | K-401 | 比較的遠くに音源がある感じだがその位置で平坦にまとまり、硬調にもメリハリとなっている。 |
| K-501 | 明瞭感があって瑞々しいトーン。実体感ある。 | |
| audio-technica | AT-HA60 | ヘッドホンアンプ。長いことカタログの現行で存在していたAT-HA50の新型。Murauchi電気のヘッドホンコーナーで試聴していたらどのモデルも音がいいことに気がついた。それで棚をどかしてみたらいつものオーディオテクニカが使われていた。これってこんな音が出たの、、と思って調べてみたらHA60にモデルチェンジしていたのだった。 |
| AT-HA2002 | 40th anniversary model。ヘッドホンアンプ。ATH-A100で聴いた。このヘッドホンアンプは異次元で、全域に渡って細部のガタガタ感がない。A100に優しさはもとより、情緒が加わった。輪郭がまぁるいのは初めて味わった感触だった。限定モデルATH-2002とのコンビネーション聴いてみたかった。評論家の三浦さんがCOTYで「ハイエンドのスピーカーよりも音がいい」と絶賛していて、菅野さんは「もしそれが本当だったら大変なことになるよ?」と突っ込みを入れていたのを思い出した。 | |
| ATH-W10LTD | 1998年当時の最高級モデル。アサダ桜材のキャビネット。コラーゲンのイヤパット。音も製品のタッチも金属感がなく人当たりがよい。店頭ではATH-W10VTGとはあまり差は感じなかったけど、W10LTDのほうが気持ち健やか。ケーブルの被覆材も良質。 | |
| ATH-AD5 | オーディオテクニカのヘッドホンは掛け心地が優しく、自分の使ってるW10LTDでは下を向くとズレるのが気になっていた。でも最近のものはバネが微妙に強くなった。絶妙な強度。そこが日本人のこだわりようじゃけん。とりわけエアーダイナミック型は軽量なので頭の動きに反応しにくいところがよい。 | |
| ATH-AD7 | ||
| ATH-AD300 | AD型は空気の入れ替えがよくできて、密閉型のようなこもりや息苦しさが目立たない。溌剌としたサウンド。モデルチェンジしてずいぶんと定価が抑えられた。しかもこれは5000円で買える。ものすごいコストパフォーマンス。 | |
| ATH-AD400 | ナローレンジだからか音がやさしいので、AD700とかAD900よりも聴きやすいんじゃないのかとも思える。 | |
| ATH-AD1000 | 上級機になるほど音の出がよい。ゼンハイザーのようにストレスフリーなところがある。でも多少硬調かも。 | |
| ATH-A900 | ボビン巻きOFCボイスコイル採用。A1000に比べると薄いが水気が感じられる。SPでも最新のものは酒樽の芳情さというより渓谷の水気である。やはり国産は信頼性がある。特にテクニカは音がよくまとまっていてバランスもいい。ただそろそろウイング部をプラスチックではなく金属製にしてほしいなぁ。折れそうだもん。航空材料のカーボンが安価に製造できるようになるといいな。ジュラルミンより軽量で強靭らしい。 | |
| ATH-A1000 | とにかくデンシティー。よいヘッドホンアンプで聴けばこの濃密さを楽しめる。A1000になるとエッジがメリハリだとは感じない。対象音が平面的に角ばっていない。諧調表現豊かで写生的。 | |
| ATH-W1000 | 木材のハウジングは長時間リスニングが可能なことを表現しているかのやうだ。解像度はA1000と同格だがW1000のほうが多少シルキーな音触になる。長時間リスニングではこの些細な差が大きく出てくる。 | |
| C.E.C | HD-53 | AMP3300をいつか試してみたかったんだけどこれで満足してしまえた。そうだ。ヘッドホンで聴いた方がデッキのトーンとか特性ははっきりとわかるんだった。それはふんわりではなく、くっきりとしたまろやかさ。ほんのりシルキーなトーン。C.E.C特許のLEFドライバーステージなのでバランス接続が本道なのかな。バランス接続だと曇り後晴れ。素性的になる。見晴らしがよい。冬のシルキーな空に音が浮かんでる。 |
| FOSTEX | PH-50 | ヘッドホンアンプ。AT-HA50やこのPH-50は大型電気店でよくみかけるけど(棚の裏など)どちらも痩せた音。少々物足りないかな。 |
| KOSS | The Plug | 密閉型イヤホン。レンジを欲張らず、カナル型として引き出せるエッセンスを素直に引き出してるところがいい。伸びやかなサウンド。 |
| PRO-4AA | 自衛隊が使ってそうなデザイン。下を向くとズレ落ちるほどの重さ(595g)。でもこのごっつい外観に似合わず音は優しい。エーテルが活きておりハーシュな成分が皆無。特殊な基調のうちに海洋深層水のようなおいしさがある。この音になるまでによく醸成されてきたんだと思った。 | |
| PIONEER | SE-CL30 | パイオニアの密閉型イヤホン。今使っているSONYのMDR-EX71はまだ壊れていないけどついつい買ってしまった。これはソニーのデザインに似ているのでパチもんかと思って期待したけど音はaiwaのVH100に近かった。 |
| SE-MONITOR 10R | 頑丈なヘッドホン。ビクターのヘッドホンとは対称を為す音の佇まい。前に押し出してくる。金属的にドンシャリだけど、そのメタルな波音がかっこいい。フリスビーのように飛んでくる。 | |
| SENNHEISER | HD 570 Symphony | 名前の通りクラシックにいける音調だけどゼンハイザーの中でも特に色が薄い。物足りないぐらい。音の厚みもなくてMid-Fiのサウンド。でも一度聴いたらやめられないところがある。魔法の音。 |
| HD 595 | HD650の半額だけどそれに劣らない明確さが出ている。音階が明瞭に踊る。カーリー様的サウンド傾向。 | |
| HD 600 | 前身モデルのHD580からデザインが洗練されたがぞんざいに扱ってはならないモデル。すぐ壊れそう。しかしモノのつくりの悪さに諦めがつくぐらい良質な音。スムーズにしなやかに溶け込んでゆき夢見心地。ケアルラが全域に飛翔する。 | |
| HD 650 | ゼンハイザーの開放型は音が薄めだけれど、HD650にあっては低域まで音階が明確でそれでいて流暢に流れてる。HD600よりもワイドレンジ化しつつも密集している感じ。パーフェクトなサーンド。 | |
| SONY | MDR-NC10 | ノイズキャンセリングイヤホン(カタログではヘッドホンとなっている)の初代モデル。インナーイヤホンとして初めての密閉型である。ノイズキャンセリングスイッチをONにすると外部の音が消えて自分の存在は宙に浮く。環境の音がどれほど肢体を安定させていたかがわかる。しかしこの機械には乾電池を入れないと当然のことながら作動しない。クリップでどっかに留めないと耳に単四乾電池の重力がのしかかる。また、リモコンは使えなくなるなど多少の制約が生まれる。イヤホンをこの機械から外して単体で使うにはソニーのポータブルでなければならなかった(ソニーマイクロプラグのやつ)。音は普通のイヤホンに比べれば全体的にこんもりとしがちだが、低域は密閉を生かしてあって、音階を刻むほどだった。僕のスピーカーよりもよく出ていた。 |
| MDR-NC32EX | NC11を経て三世代目のカナル型ノイズキャンセリングヘッドホン。初代のNC10から10年経ってる。NC22にネックストラップのついた版のNC32EXは、相当のこだわりが感じられる。コードの外装は断線とか劣化のしにくい布みたいな材質で、ノイズキャンセリング用の乾電池は肩掛けのネックストラップの中に入るようになっててスイッチが小型化している。首かけはかなり合理的に機能していて電池重さにひっぱられたりせずうっとうしくない。相当考えられてる。ノイズキャンセリングにより音痩せはかすかに生じて、その分高域など硬くなる傾向はあるけど、小音量でも電車で聴けるのが耳に快適だ。ノイズキャンセリングの効果はあのときと変わってないけどS/Nはだいぶ向上しているかな。ヘッドホン部はEX85SLと同等だと思う。EX90SLのが音いいけど、実用性を兼ねるならNC22/NC32NXかな。音質の傾向としては、アシヤガイのような音響通路のあったNC10は低域がかなり下のほうまで沈んでゆくのが心地よかったけど、このNC32は節度のある明るい低域で、基調はピュアで繊細な分解能が高まっている傾向。バランス感覚がいい。 | |
| MDR-EX70 | こんもり感はある。密閉型イヤホンの初代モデル。イヤーキャップが次第に外れやすくなったりコードが断線気味になったりで長持ちしないのが難点。 | |
| MDR-EX71 | お出かけ用にちょうどいいイヤホン。密閉型で遮音効果あり。耳のフィット感は最高。EX51はスマートで、EX71はふくよかなサウンド。EX70より捌けている。 | |
| MDR-F1 | 明瞭。オーテクのADにせよVictorのHP-M1000にせよ最近のヘッドホンはどれも似てきている。テクノロジーが収斂されると結局似通ってしまうのだなぁと思った。でもこれは癖が少ないのがいいと思った。 | |
| MDR-CD2000 | イヤパットが面白い。布が耳を包みこむ。音はソニーらしくナローレンジ。こんもりとした感じはあるけど優しさになっている。 | |
| MDR-CD3000 | やはりナローレンジ。でもこの中域には機械音など独特の水気を感じる。超中域だと言ってもいい。トーンの傾向からすると北欧の音楽に向くかもしれない。また頑丈そうで質感高い。ソニーのモノづくりのよさには一貫したものがある。 | |
| STAX | SR-202 | ドライブとの一体型設計でアンプもイヤースピーカーもSTAX専用。アフターサービスもアキュフェーズのように一貫している。SR-202はドライバーユニットSRM-212とシステム組んでSRS-2020になる。このシステムは3〜4万で買える。一般のモデルはヘッドホンアンプの水準が低ければ性能を発揮しにくいがSRS-2020はドライブアンプ込みなので信頼できる。でもSTAXの名誉を損なうような音質だ。硬質感がある。少々粗雑感がある。イヤースピーカーにも存在感がある。 |
| SR-303 | 303になれば、コンデンサー型の蛇足のないふんわり感が気持ちいい。 | |
| SR-404 | イヤースピーカーという意味が理解できるモデル。ヘッドホンはその場から完全に消えていた。病み付きになる。ヘッドホンはオーディオシステムに比べてただ頭にかけるのが鬱陶しいだけなのだと思った。 | |
| SR-007 | 異次元の音。スピーカーではうまく聞き取れない超微音まで、生きた感覚と共に描かれる。色の乗りの少なさはニュアンスの多彩さをあらわしているみたい。かつトーンは温かく気持ちよすぎて時間を忘れる。解像度と音楽性が高い次元でジンテーゼされている。SRM-007tとのシステムは、超再生音と言っていい。 | |
| ULTRASONE | HFI-2000G | ドイツのメーカー。1991年に世界初の前方定位型ヘッドホンHFI-100を発表してからスタジオ用途のHFI-200、4導管型のHFI-3Dと発売し、高い評価を受けてきた。音源は本来前方にあるもの、ヘッドホンでは現実的ではない音響となる。ウルトラゾーネは脳内定位のしない工夫を施されていて、バイノーラル録音でない普通のCDでも3Dな音像定位をする。その音響は面白く、音楽学的な気勢で自然に広がる感覚。でもキャッチコピーの"前方定位"となるとうーむ、うむ、むむむ。イメージすればなんとかなる。音のニュアンスには少し論理的な硬さが感じられたけど、全体的には爽やかでさらりと唄う。 |
| v-moda | vibe | フォーカルポイントコンピューターから発売されたカナル型イヤホン。これはとてもいい音だった。iPod向けに開発されたもののようだけどピュアなのはきっとデジタルアンプの普及に対応してその分調音結合を高めているからだろうと思う。D-EJ920の音で"音楽"聴けた。スピーカーでいったらVienna Acousticsの甘美さで、無機質になりやすいデジアンの増幅を音楽的に聴かせてくれる。太いもっちりした音で、ヴォーカル向けかな。パッケージの箱を見るとなにこの安さ、っておもうけどコストはちゃんとテクノロジーに入ってる感じ。 |
| Victor | HP-DX1 | DX3に比べれば元気だけどやはり優しい音。 |
| HP-DX3 | 現代的な明るいデザインとは違ってマイルドな音。引きこもりがちなほどだ。とても優しく厭味もない。 |