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PLAYER / AMP / SPEAKER / HEADPHONE / etc.




HEADPHONE Review.
BAROMETER / Musicality / BBS / Congeniality / ver.x.xx

  型番 寸評
aiwa HP-VX100 普通のイヤホンをカナル型にしただけの音
alpha MODEL205VW JAPAN セミオープンエアーなのか、密閉と開放のバランスがとられている妙趣がある。製造は1970年代?かな、古いヘッドホンだけど現代のソースに応える。Accuphaseのヘッドホン出力で比較した際にはK-501にとくに遜色を感じなかった。もちろんK-501のが明瞭だけど、音は滑らかで拡散せず、管球アンプのように人肌のぬくもりと主張のほどよさがあって聴きやすい。2010年の今でもたいせつにしてる。
AUDEZ'E LCD-2 Rev.2 Driver オルソダイナミック型(平面型)の振動板。そのやわい音調。のどかな空間。カリビアーン。どこか懐かしい音がする。
AKG K330 全体的に遠いサウンドのカナル型。ホールトーンが得意である。遠方から届けられる低音の質感がよい。ヴォーカルはつんざく成分があったけど、音の味わいが深い。
K340 若干薄い音。K324Pの方が音楽性が高く感じるけど、K330と同じく量は出ないがD.レンジはある。
K401 比較的遠くに音源がある感じだがその位置で平坦にまとまり、硬調にもメリハリとなっている。
K501 明瞭感があって瑞々しいトーン。実体感ある。
K601 ハイエンドとしての音が出る。抑圧から解放される。音色も造りもドイツ車って感じである。
K701 K601よりもハイエンドとしての音。さすがにハイエンドのSPには楽器の音・空気感ともに及ばなかったが、ウォークマンで村治佳織のアランフェス協奏曲[Victor]を聴いたとき、この音はこのヘッドフォンじゃないと駄目だと思った。他のヘッドフォンではK701のふんわかした優雅さは出ないし、国産などは高解像度な分 冷たい印象のものが多い。でも少年のコーラスはSONYのMDR-SA3000の方は意識的に浸透してくるので、この次元は良し悪しでは決められない。それよりK701 / K702は本当にデザインと装着感と装着している姿が良い。
 audio-technica
























































audio-technica
























































audio-technica
ATH-CK7 高域がちょっと変。低域は薄い。柔和なところがあり、じっくり聴けば良いところもあると思うけどじっくり聴いてないからわからない。
ATH-CK51 LOOP SUPPORTの はめ心地がよかつた。レンジはせまく、中域〜中低域で鳴らされる。
ATH-CK500S/M 新LOOP SUPPORT DIAGRAM。もっとりした音。プーランクの『スタバトマテル』など渋みがある。
ATH-CKM30 音質はソニーのMDR-NC2のように優しく聞こえる。この価格では制約があると思うけど調えられた音になっている。
ATH-CKM55 型番が覚えられない。CKSのほうがクリアさを感じるバランスで、CKMのほうが低音重視で…、じゃなくて、CKMが先に発売されているからスタンダードなもので、あとに出てきたCKSが低音重視なんだな。CKのほうがもっちりと低音が出そうな名前だけど、実際は高音が出そうな名前のCKが、低音なんだな。買う時はぜったい間違わないようにしないと。
CKMはマシュマロトーンで、マイルドでもっちりしていることがわかればCKMで間違えない。比較すると上位モデルのATH-CKM70はATH-CKM55寄りの音で、解像能力は肉薄している。トーンもATH-CKM90の独特なクリーム感ほどではないが、ともにシルキーな肌合いである。バランスド・アマチュア方式は、ある特定の帯域の高解像度化or低減衰努力によりミュトス値は高まるが、ダイナミック型のATH-CKM70/CKM55は若干無個性ながら聴きやすい音に仕上がっている。高域方面はATH-CKM90よりも音離れが良い。
ATH-CKM70 マシュマロタッチのM。低音域は諦められているかわりにその感触を得ている。ATH-CKM70〜にある音楽性はピュアオーディオの音楽性で、空気感(エーテル)はまだ機械状ではあるけど楽音は微粒子とは知覚できないものに満たされていて豊富な幸せを抱きやすい。また表面的な解像の豊さではなく、吾々の心の奥底に沈み込む太古の性格も備わってる。日本人には神社が一番霊性として落ち着き馴染みやすいようにしてこの音には落ち着く。CKMのミュトスの味わいは豊かな傾向だけど噛めば噛むほど味わいが増してくるごはんのように、味付けをする以前の状態の、素材から素材のままに引き出されたものだからこれは味付けされた音ではない。なほき正しきの正直な間柄であれば彼・彼女自身の豊かなレゾンデートルが現れてくるように、この音の味わいは日本製品らしい精度の高さから導き出されてきたものであり、これはより機械的ではない音の傾向なのである。(←テストに出る)
ATH-CKM90 定価18000円。ケーブルが70cm。補聴器などに用いられるバランスド・アーマチュアドライバー方式を採用し、小型ながら大きな振動面積を確保されている。ダイナミックさはCKM70の方が上で、また高域再現においても低音重視モデルのCKS70の方が鮮明に思えるが、その分、機械的な成分が少なく、特に魅力の中〜中高域は聴けば聴くほどのマイルド感、それは空気の馥郁に満たされたマイルドさで、それは料理のメランジェのような撹拌された種類のものではない。(中低域の楽器は鳴らない)。またその音色はこのチタンのボディーみたく退色気味で、今や古さを感じるようなカラーではあるものの、幽玄な絵画性は画像処理のエンボス加工によるところではない。ATH-CKM90はオーディオテクニカの製品の中でも特に特徴的な音で、それはシュアー並みに浮いてる。基音は形而上のマクロなところで鳴っている。空気感と馥郁も楽音に伴っているものではない。特性的なガタツキも若干あり、一聴してえぐみとか違和感が大いにあるけど、マトモな音のSOLID BASSシリーズにはないミュトスがある。CKM90クラスにもなればテクニカでなくては出せない種類の音になってくる。濃厚に放出されるミュトス、SACRED MVSICの神話的な邂逅を求めるとなると、お金かかる当然。
ATH-CKM99 ワイドレンジに平坦にリニアに延びているので業務用みたいだけど星のきらめきはある。ロック・ポップス向け。
ATH-CK90PRO テクニカのバランスド・アーマチュア方式の中では一番音が太く、各楽音がはっきりとしている。この方式のまにまに、繊細な音のまにまに、ダイナミック型に追随したような解像のよさがある。繊細さ・優しさはCK10とCK100の方が秀でているけど、CK90PROは前へ押し出してくる性向なのに機械的なところがなく、中低域はほどよくほどけた感じの鳴り心地でどっぷりと浸れる。再低域が出ないのが残念だけど、音のまとめ方・鳴らし方はちゃんと完成のレベルに至ってる。車産業でも不景気で見送りモデルが多発してるけど、労働調整の期間に時間をかけてチューニングできたのかな?。中堅クラスのヘッドフォン並みの価格だが90PROの方が優秀な側面はある。
ATH-CK90PROU ATH-CKM90は音触がしっとりとしていて奥手な性向で耳元感が少なく 個人的には好みだけど、録音系のソースには目立つ音がありやすい。ATH-CK90PROはモニターらしく高い解像度・分解能を備えている。BA方式特有の籠もりがちなる性分はあるも、遠近バランスはさすがに普遍的といえる。音色にも違和感がない。CKM90PROUとなり、低音の分離感はよくなっていたと思う。正常進化ゆえにかTとU同時に比較してもわかりにくい。
ATH-CK10 2WAYのバランスド・アーマチュア型。高域用と低域用のユニットが搭載されている。フルレンジのATH-CKM90よりフラットな音になっている。イヤフォンでもそんなことが出来たのか。気が滅入るほど精度の要る作業になると思う。さすがにこの価格帯になると不景気では売れないのか、2010年現在まだ店頭には置いてある。たかだか4g程度の物体に3万6千円って、宝飾品並みの価格設定ではあるが、所詮イヤホンでは限界がありそうだし無意識にスルー(合理化)していた。しかしあの日はなにを思ったのか試聴をしてみたら… ぶったまげた。繊細な振動に満たされており、シルク感がたっぷりと横溢している。それは画素が精細すぎるところによる階調表現。全体的にはすべすべの肌触りに特化してる。EARSUIT ATH-ES10などの密閉型のヘッドフォンのように、空の透明さや分析能力、居場所からの解放までを味わえるような分離感はないけど、密閉型イヤフォンとしてならではの至高を目指された音で、主張のない楽音、素直に順応する音の流れ、没個性したひとつの個性として仕上がっている。本命だけど、ATH-CKM90は70cmのコード+延長ケーブルなのに、ATH-CK10は1.2mY型コード採用ということで、ネックストラップ型での使用は想定されてない。ヘッドフォンが嫌な人向けの高音質イヤホンなんだろうか。
ATH-CK100 ATH-CK100は三桁の名前だから、トリプル・バランスド・アマーチュア。2WAY3スピーカー。ATH-CK10よりもダイナミックな音になっている。音量を上げていくと一番先に音割れしだすけど、その分繊細な解像になりそう。CK10とともに特筆すべきことは、その引っ込み思案な優しさ。イヤフォンに自己主張や圧迫感を感じたくない場合、または感性が優しすぎて かつ環境の受難から抑圧的にならずタイプBとして生きられていて 衝動ではなく少年アシベ君のようにゴマちゃんに癒やしを求める場合、断然CK10/CK100がいい。夏のくさはらに〜銀河はたかく歌う。たしかにBA型らしい音色はあるも、こんなにバランスの良い色づけのない優しいしっとりとした音のイヤフォンは日本にしかない。
ATH-CKS50 CKSは低域を重視した設計のカナル型ヘッドフォン(SOLID BASS)。低音はソニーのXB40のほうが官能的だけど、テクニカのほうは広域にわたり小さな音までダイナミックに表現されている。ポップミュージックはテクニカのほうが印象がよかった。
ATH-CKS70 下位モデルのATH-CKS50との差も、上位モデルATH-CKS90との差も、思ったよりある。CKS70は音階はソニーやCKS90のように明確ではないけど、付帯音が多いのでわりと雰囲気はある。共通していることはCKシリーズやCKMシリーズとは違うこのそっけなさ。音楽性よりは物理特性に際立つ音で構成されている。スタンダードな型番のCKMが芸術再現寄りのサウンドで、SOLID BASSのCKSは解像重視のモニターライクな音の佇まいであった。
ATH-CKS77 ATH-CKS70のモデルチェンジ型。CKS77のほうがCKS90より総じて良い。あえて言うなら分解能のみ負ける。各種基本的には楽音のバランスは同じで電子音の高域も自然。CKS77のヴォーカルにはCKS90より湿度がある。
ATH-CKS90 SOLID BASSの上位モデル。ATH-CKS90の構造は1996年頃に発売したSONYのMDR-NC10を思い出す。あの筺体もオウムガイのような音響ドームが耳たぶの辺りに存在していて、当時のモデルはまだS/Nは低かったけど(←2001年頃にMDR-EX70を買った当初は「明瞭な音になったなぁ」と感じた)、低音の鳴り方が土着的でなにか官能的で、音楽性はすごい独特だったように思う。今思い返しても名機としか言いようがない。
ATH-CKS90の場合は 物理的に完全な低音域再現を志向された筐体のようだ。CKS70でもどぅーんとくる低域なのでCKS90の筺体からは一体どんな低音が出てくるのやらと思ったら、意外にも整っていて、高域も整っている。そっけなく淡々と鳴ってる。気張ったところのないワイドレンジで、音響物理に洗練されたモニター音をしている。それは機械としての音ではあるが、低音は よりフロア型のようなD.レンジと量感が得られている。あってもなくても良いような味気ない低音ではあるけど、音階がものすごく明確である分、音楽の意図を推量させる。やっぱりこれが無ければ肢体不安定の音楽になる。低音は耳覆い型の密閉ヘッドフォンと比較してもATH-CKS90の方が出る。イヤスイーツATH-ES10でもDJ型のATH-PRO700でも これほどは出ない。低音域におけるイヤホン・カナル型の有利さが出てると思う。(エージング・個体差はあるかも)。装着感は圧力が強めで密閉性が高い。
CKM90が東京芸術劇場で CK100が東京文化会館なら、CKS90はサントリーホール。CKS90の為す解像は全域に渡ってしっかりしている。オーテクのカナルの中で最もモニター的というか教科書的というか、魅了するところを請わない音になっている。しっかりしすぎていてオナニーした後は使えないが、その存在のすべてが可もなく不可もなくで、ボディーラインの美しさに惹かれて買っても失敗にはならないし、一年使っても飽きはこないだろう。限定モデルにレッドあり。レッドが売り切れたあとはコード長が60cmのブルーも発売された。
ATH-CM707 IEダイナミック型イヤホン。IE型イヤホン;非カナル型イヤホンは振動板の面積が確保できるのでレゾリューションに余裕がある。イヤホンとしては正統派だと思う。CM707のハウジングは密閉型だけど遮音性は考慮されていないので部屋聴き限定仕様になると思うが、横向いて寝てマンガ読みながらでも使えるし、ヘッドホンより使い勝手がいいと思う。音はワイドレンジで高解像度だけど、悪い意味でもテクニカらしい音というか、同じ形式のゼンハイザーのMX471より厚みのある音だけど『シェヘラザード』などフルオケは若干機械的で耳につくところはある。
ATH-W10LTD オーディオテクニカ35周年のLimited Edition。1997年当時の最高級モデルだった。Anniversaryに相応しい仕様になっていて、アサダ桜の心材(無垢材)のキャビネット、スーパーハイクラスOFC8N、W10LTD専用設計φ53mmドライバー等と遺憾無い。店頭ではATH-W10VTGとはあまり差は感じなかったけど、W10LTDのほうが気持ち健やか。ケーブルの被覆も良質。音も製品のタッチも金属感がなく、人当たりがよい。今の製品より地味な音だけど、音がいいと思って買ったATH-AD1000はすぐ売っぱらった。シュミットとかドビュッシーが機械的に思えた。これは疲れることがない。ATH-W11JPNが発売された時はその漆塗りのデザインの美しさに嫉妬したけどW10LTDは長期的に傷や汚れが目立たない。10年以上使い、壊れることはなかったけど、天然コラーゲン配合のイヤパッドがボロボロになっており、ウイングサポートもなんか痒くなるwので、修理&メンテナンスに出した。専用設計φ53mmドライバーとコラーゲンのイヤパットはさすがに在庫にはなく、イヤパットは安いものに変更した。オーディオテクニカは2012年に50周年を迎えるけど、今度はなにが発売されるのだろう。現行であるだろうと想像されるATH-W5000XやATH-A2000Xよりも、すごいものになるのだろうか。ヘッドフォンとは限らないが。このご時世に50周年とは、JBLの二の舞にならなければよいけど。
ATH-AD5 オーディオテクニカのヘッドホンは掛け心地が優しく、自分の使ってるW10LTDでは下を向くとズレるのが気になっていた。でも最近のものはバネが微妙に強くなった。絶妙な強度。そこが日本人のこだわりようじゃけん。とりわけエアーダイナミック型は軽量なので頭の動きに反応しにくいところがよい。
ATH-AD7
ATH-AD300 ADの開放型は空気の入れ替えがよくできて、密閉型のようなこもりや息苦しさから解放されている。コカコーラのように溌剌としたサウンド。モデルチェンジしてずいぶんと定価が抑えられた。しかもこれは5000円。ものすごいコストパホーマンス。
ATH-AD400 ナローレンジだからか音がやさしいので、AD700とかAD900よりも聴きやすいんじゃないのかとも思える。
ATH-AD1000 上級機になるほど音の出がよい。聴感がよくゼンハイザーのようにストレスフリーなところがある。肩の力が抜ける感はAKGのK-601ほどではないものの、多少硬調ながらテクニカらしいレンジの広さにエネルギー感がある。ClassicよりPops系。クラシックはいけないこともないけどやや論理的で堅い。時により高域がつり上がっていてきついのでナイーヴな耳には向かない。
ATH-AD2000 爽やかな音質ながら、やはり堅さは目立つ。音量を上げると音質は上がるものだけどテクニカの場合は同時にイタい響きをする。逆に音量を下げて能動的に聴く使い方ではテクニカは非常によい。音量を上げるとその硬質さとともにエッジが強調されるけど、音量を下げればこのコヒーレントな音により音描が捉えやすく、また色づけがない分こちらから能動的に聴こうとする際にもスムーズに聴ける。
ATH-T500 ビックカメラの店頭でiriver Clix2をつけてHarmonia Mundiの教会音楽を再生すると、ものすごく良かった。コーラス帯域がシルキーにとろける。あっけらかんとしていて聴きやすい。安い外観に似合わず強調感がなく、全体的に素直で明るい陽性のサウンド。でもこれだけ音がよくても、なんか買う気は起きなかった。やっぱデザインとか存在自体がありふれているので。せめてポータブルで使えるぐらいにコードが短かければなぁ。せっかくこれだけ無機質無個性な外観なら持ち運びにも抵抗感も少ないのに。帰って調べるとAV向けのモデルだった。なんということ!? 吾輩はAV向けの耳なのだな。たしかに昔から好きだ。それにしてもあっけらかんとした鳴りっぷりだった。なんでネットで評判が芳しくないの。AV向けだからポータブルでもドライブしやすかったのかな。Clix2のアンプが良いのかな。下位モデルのATH-T400は若干だけど滑らかさが落ちる。ATH-T500には高低がすべり台のように連なる完全な滑らかさがあった。COWON iAUDIO7での再生は、ぼやけ気味の所に長所を感じられた。ATH-T300はかなりぼやけているけど明るい音はやさしい音調になる。2009年発売の新しいモデル。13年前に買ったATH-W10LTDより音色に甘さを感じる。それが新しい。ユニットだけでも組み替えてもらえないのかな。
ATH-PRO500 ATH-T500より整理された音になる。ミュトス値はATH-T500のほうが高いが、ATH-T500は軽い音でDMPによってはハイアガリになる。こちらはデンシティに陰影を保つ。ATH-PRO700のほうが更にデンシティになる。
ATH-PRO700 パワーまんまんながらも光は抑えられ、成田山や元善光寺のような毛羽立ちのないふくよかな安定がある。PRO700は ある奥行き平面にD.レンジを持ち上げ集約された音で、バランス的にはポップス向けだと思うけど テクニカの中では比較的柔軟な音なのでクラシックもぜんぜんいける。腹の低いところで落ち着く音をしている。このヘッドフォンを一言で表現するなら、デンシティー。子どものコーラスも間隙が霧にデンシティーに満たされている。パッカーションは強調感なくリニアで、電子音にも派手さがなく、木琴などの肉づきは濃密な媒質に乗せられ最後まで生き残っている。付けられた甘さではなく本来の甘さが宿っている。PRO500なら別に他機種でも替えが効く普通クラスの良い音だけど、PRO700の音になると このモデルでなくてはならない事態になる。装着性は快適クラスではないが、素材感含むデザインは秀逸。本来の黒モデルもかっこよいが、ホワイト[PRO700CWH]やゴールドモデル[PRO700GD] 高音質仕様の[PRO700LTD]など 年ごとに限定モデルが発売されている。
ATH-BB500 ワイドバックバンドスタイルのDJヘッドホン。硬めながらよく整っている。ATH-PRO500と同様、管弦楽の空気感にはよく満たされている。
ATH-SQ5 明るく楽しいサウンドです。抜けがよい音。ポータブル型で価格を抑えられながら引き出せるものは引き出している。ATH-T500とほぼ同じ音調で、更に若い音になります。まったくデザイン・志向性は違うけど同じように乾いた瑞々しさがある。ATH-T500のAvな音でよければこれになる。現行はATH-SQ505。
ATH-XS7 ワイドバックバンドスタイルのヘッドホン。ポータブル型。座席にもたれるとバンドが邪魔になりそうなスタイルだけど、髪型は崩れない。ATH-XS5は声が出てない気がしたけどATH-XS7は若干よくなる。共に簡素な音だけど聴きやすい。
ATH-WS70 やっぱりヘッドフォンはD.レンジが高い。じっくりと聴く感じの音ではないが、カナル型はすべてこのポータブル型のヘッドフォンより爽やかさが足りなかった。遮音性は低く低音は希薄だけど表現に幅広さがある。犬の散歩に向いている。
ATH-ANC7b ノイズキャンセリングヘッドホンの類にもれず、帯に長し、たすきに短し。解像には馥郁もあるけどそれがいまいち中途半端だし装着感も安いので、わざわざヘッドフォンにしなくても密閉性と遮音性の高いATH-CKS90にすれば良いかぁ…って思ってしまう。理想的なものばかりを求めると適わない。階調性はATH-T500やATH-PRO700より落ちるが、そこそこ上下左右平均化していて、パーカッションは愉快めで不自然ながらクラシックも空気がありコーラスも酸素に満たされる。でも…この音楽性がATH-PRO700ぐらいにデンシティな霧の深さであればなぁ。でもある日このATH-ANC7bには、その中途半端なところに意外な良さがある事を発見した。作りはチープだし いかにもノイズキャンセリングヘッドフォンですという無骨な外観をしてるけど、ATH-ANC7bを装着した鏡に映る自分の姿を見ると、凡庸なところがむしろ自然に思えたのでした。これならヘッドフォンしてても恥ずかしくない。ANC7bにはシルバーの楕円がついてるおかげで前作のANC7よりさらに地味である(モノトーンより何かコントラストがあるほうが擬態になりやすいのか)。安物っぽくもないし仰々しくもない。高級メタル仕上げのEARSUIT ATH-ES10は 大衆の影に隠れていたい僕にとっては まばゆく輝きすぎる。木のハウジングのATH-ESW9とも比べようにならず自然で、むしろエレクトリカルなところが馴染みやすく可愛かった。もう高校生みたいでどっかに連れてきたかった。
EARSUIT ATH-ES10 ポータブル型の密閉型ハウジング。ATH-A2000Xと同じく高剛性チタンハウジングを採用、高級感があり固有音も少ない。"EARSUITはたぶんサイズが小さいだけだろう"と希望的観測するほどは大型のA2000Xに追随する音は出てこないけど、ポータブル型のヘッドフォンの中ではBOSEのTriportに並んで最高峰の音が出る。ウッドハウジングのモデルATH-ESW9のほうが中域に密度があって快さはあるが、EARSUIT ATH-ES10は音の方向性がはっきりしていて、再生するソースによっては高域の合わないものがあるものの、解像度はより精細化していて開けた心地がする。
ATH-A900 ボビン巻きOFCボイスコイル採用。A1000に比べると薄いが水気が感じられる。SPEAKERでも最新のものは酒樽の芳情さというより渓谷の水気である。やはり国産は信頼性がある。特にテクニカは音が正直である。(それが諸刃である)
ATH-A1000 A1000になるとエッジがメリハリだとは感じない。よいヘッドホンアンプで聴けばこの濃密さ・精確さを痛がらずに楽しめる。対象音が平面的に角ばっていない。階調表現豊かで写生的。理系的な耳に。
ATH-W1000 木材のハウジングは長時間リスニングが可能なことを表現しているかのやうだ。解像度はA1000と同格だがW1000のほうが少しシルキーでやわらかな音触になる。自然の素材によってあいまい複雑化している。長時間リスニングではこの些細な音の差が大きく出てくる。audio-technicaはDENONの木のヘッドフォンに比べるとかなり高域寄りでロゴス値の高いストレスフリーな鳴り方をする。
 ATH-W1000X 13年前のW10LTDはアニバーサリーモデルではあるがまだ晩年の音楽家のような幽玄には達しておらず、音のバランスはよくて響きは素直だけど機械としての音だった。アサダ桜の心材はそれを中和する塩梅でしか働いてなかったと思う。それでも当時は一番高級なモデルだった。このW1000Xは W10→W100→W1000ときているだけに、年輪を重ねるがごとく、個々の楽音や音韻にはミュトスの馥郁が宿っている。中身に温度が伴うようになった。ウッディーとソリッドのモデルの音の傾向の違いはハウジングの素材の違いのみでは片づけられなさそう。ヘッドフォン造りが時間をかけて円熟してきて、理想が顕現するようになったような歴程が聞き取れる。
ATH-A2000X ATH-A2000Xはダイヤモンドのように硬質なサウンドだけど、高域が天上界までスムースに伸びていて肩の力が抜け落ちるほど。ELACのように冷たい系の俊敏さが心地よい。オーテクの製品は持ち前のレンジの広さがともすると無個性で素っ気無く響き、解像度の高さは硬調な質感に結びつきやすかったけど、このクラスになると漸く文学性を帯びてくる。でもだからこそ、そこに宿るポエジーには実体がある。作られた美ではない。機械としての音が哲学としての音に飛躍されロゴスを齎すようなってる。
B&W P5 B&Wのサウンド。落ち着いていてスムーズで明瞭。Beyer-dynamicと共に耳乗せタイプのメリットを感じる音。
Beyerdynamics T 50 P ポータブルサイズの耳覆い型高級ヘッドホン。このT50PはB&WのP5に比較するとカバレッジは狭いけどピョコピョコ感が良く出ていた。このピョコピョコ感とはたとえばフォー(ベトナムの米麺&スープ)を食べるとき(ハードゲイじゃないよ)に付属してくるゆずの味。ゆずがスープに溶け出すと…うまぁ。あっさりした鶏ガラベースに甘酸っぱい「ゆず」が新しいエレメントを奏でてる。ベイヤーは丁度そんな舌づつみ。密閉ダイナミック型の音とは傾向がかなり違い、開放感があり香草のように空をつき抜ける。
DT 880 Edition2005 密閉ダイナミック型。いまいち開けた感じはしないけどドイツ郊外の森と城のような瑞々しさがある。レンジは節度良く広がっていて可聴帯域における表現に現代的な音楽性があり、輪郭の描かれ方は、記号ではない文学的な一要素になっている。GRADOのように円められた音像ではなくaudio-technicaのようにエッジも効いていないけど、AKGのように塩梅のよいところがある。
DT 990 Edition2005 開放ダイナミック型。開放型としての開放感は薄いけど爽やかな味わいがある。純ドイツらしい音だけど無機質なドンシャリ感はない。世界ではじめてダイナミック型のヘッドフォンを作ったブランドのプライドがある。
BOSE OE Quiet Comfort3, 15, Triport AE, IE, OEとBOSEのヘッドホンにもいろいろとあるが中でもこのOE(on-ear)が一番肉厚がある。
IE2 in-ear HeadphoneはモデルチェンジしてIE2となり、明らかに「改善」だと感じられる変化をしていた。初代のIEの方が好みに合う人もいると思うけど、依然としてつややかで滑らかで且つ機械的でない音は健在で、前よりももっと軟骨成分に満ちているのが心地よかったです。ボーズ博士はカタログスペック・測定値と再生音との相違に気づいたところから(フラットな周波数特性、完全なトランジェント特性、歪特性など、測定的に正しい音が、正しい音ではない、と気づいたところから)研究を始められているので(サイコ・アコースティック)、聴感的にもエルゴノミカルになっているというか、よくこなれています。発売後はすぐに完売状態になるのも頷ける。
C.E.C HD-53 ヘッドホンで聴いた方がデッキのトーンとか特性ははっきりとわかることを思い出された。CECのこれはふんわりではなく、くっきりとしたまろやかさ。ほんのりシルキーなトーン。C.E.C特許のLEFドライバーステージなのでバランス接続が本道なのかな。バランス接続だと曇り後晴れ。見晴らしがよい。冬のシルキーな空に音が浮かんでる。ただ耳は疲れた。SONYとははんたい。
DENON AHC-560 音源が全体的に近い。低音域が分厚い。圧迫感は出るかもしれない。トーンは若干モニター的ではあるが、ATH-CKS90のように解像は充実している。
AHC-710 デノン良い。ATC-710はきっかりしたようなみっちりしたような音だけどやはり正しい音なので落ち着く。
DN-HP700 デノンには血が通っている。これはDJモデルなので管弦楽は撥弦楽器に目立つ音が出てしまうけど少年合唱団のコーラスは天上まで届いてる。
AH-D2000 木のヘッドフォン AH-D5000/D7000 のような深みはないが性格が良さそうな明るい音。
AH-D5000 木琴のような音がする。まぁるくかたいの。
AH-D7000 高級な木琴のような音がする。深みが増して、光沢仕上げのハウジングのように界面のなめらかなみっちりした音がする。
Etymotic Research ER-4S 中高域のリアルさに特化していてある種の楽音が生々しい。抜け落ちてる音の多さに目を瞑ればすごくよい。
Final Audio Design FI-DC1350M1 もっちりと正確な音。プレッシャーリング、空気圧調整口、空気圧調整スリット付きイヤーパッド。これは本当に聴き疲れしなさそう。滑らかな管弦楽、心地よくも違和感のない魔女の宅急便、耳に優しい埋没ぎみのボーカル、密度の濃ゆいグラモフォン4D。空気孔の効果が慣性的な働きを為すのか本来機械的な波状がある電気振動を階和させて温もりを加味している。ふんわかした空気に満たされてて、背中に乗っているネズミはついうっかりうとうとと眠ってしまうところでした。
FI-DC1350M2 弾性に満ちてるリニアな音。未年のO型♂のように包容力のある柔軟なサウンドとふいにむき出す生々しさがよい。
FOCAL v-moda vibe フォーカルポイントコンピューターから発売されたカナル型イヤホン。これはとてもいい音だった。iPod向けに開発されたもののようだけどピュアな弾力性に満ちてるのはきっとデジタルアンプの普及に対応してその分調音結合を高めているからだろうと思う。D-EJ920のデジタルアンプの音で"音楽"聴けた。スピーカーでいったらVienna Acousticsの甘美さで、無機質になりやすいデジアンの増幅を音楽的に聴かせてくれる。太いもっちりした音。パッケージの箱を見るとなにこのシンプルさ、っておもうけどコストはちゃんとテクノロジーに入ってる感じ。
v-moda vibe v2 一つの球体のトーン。低音域はどやるけど、一つの球体の中に入っている。逸脱するものがない。同じ音傾向のJBL Reference220と比較すると、ジャズなどはよりしっかりした楽音を出す。力強いタイトな低域を出す。ゲーム音が最高に良かった。イヤフォンながらも官能的で、球体ながらも爽やかな心象の広がりを見せる。S/Nは高いがクラシックはいまいちダメで、リニアに出てくる音が得意。
Goldring GX-200SL 解像度は高くはないが甘美な音でヨーロピアンなサウンド。鼓膜からの距離は遠すぎず近すぎず、明瞭ながら優しい音像。節度があり中庸のバランスを保つ。声楽は豊かに歌う。残響は自然に伸びる。ドラムはぺしぺしいう。低音はテクニカのATH-CKS90ほどは出ない。でもその音觸が軟らかく優しく甘いのでbassを上げると気持ちの良い音がする。
JBL Reference220 意外に細身の音だがクラシックも優等生に再生できる。BBS
KENWOOD KH-K1000 ひと昔前に試作的によく作られていたような無骨な外観。どの材料でどう造型するかの現場を感じられる。音もなんでこんな外観なのかというのと同じぐらいつまらない音。"さて お墓参りでも致しましょうか"とでも云うような雰囲気がある。でもその良さが解る人にはこの音の良さもわかるのかもしれない。鬱になりそうなほどのつまらなさではなく、現代の馥郁は深い。それを主張なく鳴らせるあたりが日本製品で、耳は疲れないと思う。色気のない優しい音でSacret Musicのコーラスはしんみりと浸透してくる。色づけのない音は鼓膜を通過しやすい。キリスト教は本来静かである。KH-K1000で鳴らすと宗教にうるささを感じないところがよい。それは放下著。海外の高級機のように甘く丸みのある音ではないが、マランツのHP101をヘッドフォンにグレードアップしたような音で、そこにはにわかにはわかりがたい素性がある。
Klispch image X10 少年少女のコーラスが神秘的。
KOSS The Plug 密閉型イヤホン。レンジを欲張らず、カナル型として引き出せるエッセンスを素直に引き出してるところがいい。伸びやかなサウンド。
PRO-4AA 自衛隊が使ってそうなデザイン。下を向くとズレ落ちるほどの重さ(595g)。でもこのごっつい外観に似合わず音は優しい。エーテルが活きておりハーシュな成分が皆無。特殊な基調のうちに海洋深層水のようなおいしさがある。この音になるまでによく醸成されてきたんだなと感じられた。
maxell HP-CN40 ・高域が精細。かわりに低域は出てない。・簡単に装着できて簡単には外れない〔密閉感高い〕・ケーブル長さ50cm〔延長コードはあります〕…以上のことから電車通学通勤向け〔車両では高域よりも低域方面がかき消される〕。
たまにカナル型で音漏れを気にしている人がいるけど、意味がわからない。…どんな爆音で聴いているのか。バスレフポートから漏れるといってもごく微量である。半開放型でもない限り気にすることはないと思う。耳乗せ型(OE型のポータブル)ヘッドホン以外での音漏れはほとんど聴いたことがない。(恐らくカナル型の音漏れの大きさを評価している人の半数は・・・‥・耳から外してその音を確認しているんだと思う・・・。誰かに音漏れを確かめてもらってるのかと思ったけど案外…。耳に装着したら音漏れなんて聴けないし。マニアは電車内の人が装着しているイヤホンの銘柄を事細かに把握していて、そのカナル型イヤホンからは音漏れを確認しただとか、そんな怖いことを想像していましたよ。まぁ、という事でカナル型イヤホンの音漏れなど、ほんと気にするだけ人生の無駄だと思う。あ、だからといって音量は控えめにね。辛い物ばかり食べていたら繊細な味わいがわからなくなるように、耳が鈍感になるので。)
marantz HP-101 marantzのカナル型。大型のアルミ削り出しのハウジング。スムーズな音で肩の力が抜け落ちる。オープンエアー型ダイナミックのイヤホンのような開放感がある。音楽にぱっと見ふくよかさはないけど、聴けば音のタッチに品の良さがあり楽音にマテリアルが備わっていて、静けさの中にも音楽のぬくみは損なわれていない。正直な振動で構成されているがそれがほのかに美音で、なんとなく伸びやかに鳴り、にわかには捉えがたき良さになっている。大小のバランスや音色の素直さなどが良く、低音のD.レンジが高い。カナル型らしからず余分なエレメントに満たされておらず淡々としていて、鳴る場面ではちゃんと降りてくる。ハイアガリなところも無い。匠を感じさせるところがある。最も聞き疲れしないイヤホンの部類。ケーブルとの接合部は弱そうなので気をつける必要あり(SONYなどは首が長い:MDR-EX510SL)。
Marshall Headphone Minor BOSEのIEのような形状のイヤホン。ポエジーが深い音がした。ヘッドホン型のMajorの方はエレキギターなどの単楽音に向いている。
Monster Cable MH BTS-OE マイルドに弾んでて低音はゴム素材。高域が開けてなくてクラシックは心地よい部分と潰れる部分に分かれる。
Panasonic RP-HJE150 パナソニックらしい優等生な音。そのうえ感触が良い音になってる。歪み感がなく滑らかな軟骨系で、鼓膜が痛くなりにくい音だと思う。解像度は低くレンジは狭いけれど音楽的味わいが濃厚。ほぼ中域のみで構成されてるけどエスカルゴを連想するような軟体具合。電子音が軟骨系宇宙。
RP-HNJ300 これは不思議なイヤホンだった。
RP-HTX7 ポータブル型ヘッドホン。小型だけど耳をすっぽりと包むハウジングで掛け心地良い。密閉型なので突然の雨でも大丈夫?。音はコカコーラみたいな爽やかさ加減。聴き疲れない。クラシックもロックもいける塩梅が、さすが電機部門の売上高では米ゼネラル・エレクトリックを抜いた世界最大の電機メーカー(電機業界の売上高ランキングで日立に次ぐ4位)。特徴的なところがない反面、おもしろくはない。Nintendo DSをやるにはFOCAL v-modaが良かった。RP-HTX7はゲームのサントラは普通。集約的な表現力は強くなく均等な広がりや全体像が良い。
RP-HX700 ケーブル長1.2mのポータブル型。音もRP-HTX7と同じバランスになる。RP-HTX7はウェルバランスな音だけど簡素な音だった。金のかかるバイオセルロース振動板を用いることによりその間隙はエーテル成分などに満たされてる。マイルドに聞こえるようになるけどよく聴けばヴォーカルも籠もってはいない。
RP-HT560 自分は聴いたことないけどこのモデルの低音はすごいようだ。昔のPanasonicはポータブル機でもテクニクストーンのような馨しさがあったけどその音のおいしい低音が聴けるとしたらちょっと使ってみたい。
PHILIPS SHE8000 フィリップスの中でも最も空に突き抜けてる。そして音のバランスがよい。低音はさほど出ない。
SHE9000 SHE8000とは全然違う。低音が出ていてマイルド。装着感が傑出している。
SHE9700
SHE9701
充実した音。意外にドンシャリではなかった。ドンシャリのシャリシャリ度ではAKGのK330のほうが上でドンドン度はデノンのAHC-560のほうが強い。音楽性にむっくりした肌合いがあり、クラシックが素朴に謙虚に聞きやすく味の抜けた感じがない。厚い音像のままヴォーカルのサ行が少しだけつんざくことはあるが、安い機械的なサウンドではなく、厚い甘味のあるトーン。
SHE9755 画像で見ると宇宙人の肌質のような筐体をしてるけど、これはジェルに包まれているからで、実物はとてもぐにゅぐにゅしている。これによりフィット感が抜群に良い。音質は値段相応で、爽やかに空に突き抜けている傾向。
SHE9850 往年にはピュアオーディオにも名機を生み出してきたPHILIPSだが今はイヤホン界にて腕を鳴らしており、Amazonでも評判がよい。SHE9850はこれぞPHILIPSの音かという溌剌とした音を出す。明快で鳴りっぷりが良くトーンも明るいし、このクラスになると、ちはやぶったところが少ない。ドンシャリさはあるが果実の蒸発気もある。解像には凹凸があり低音は弱いがBA型らしくアコースティックの複雑な波形を繊細に振動させている。SHE9700に比べて細やかな分解能がある。電子音(ニンテンドーDS)はSHE9700のほうが良いがクラシックは比較にならないぐらいに官能的。SHE9700は元気で9850にはない伸びがあって良い音だが 個人的にフィリップスで手に入れたいと思うのはこのモデルだけである(2010年)。解像度はそこそこながら何か傑出している。密閉性と装着性はいまいち。
PIONEER SE-CL30 パイオニアの密閉型イヤホン。今使っているSONYのMDR-EX71はまだ壊れていないけどついつい買ってしまった。これはソニーのデザインに似ているので期待したけど音はaiwaのVH100に近かった。
SE-MONITOR 10R 頑丈なヘッドホン。ビクターのヘッドホンとは対称を為す音の佇まい。前面に押し出してくる。金属的にドンシャリだけど、そのメタルな波音がかっこいい。フリスビーのように飛んでくる。
SENNHEISER CX 270 CX270は低音がみっちりしている。ザクロ飲むと笑えるぐらいに肉体がむちむちするけどCX270はそれほどではないが宇宙は中心にまとまる君で核音像はふやけてない。つながってる。スーパーボールみたいにもどかしいほどには跳ねる事のない弾力性があり節度のよい中低域重心のバランストーンで気分がよく嫌みない甘さに感覚のよさがある。
CX 280 CX280は爽やかな広がりを得られているぶん低音域が弱くなっている。バイオリンの倍音は強めに出るがつんざくことはなく爽やかに美しく響いている。余韻が自然なところにゼンハイザーらしさを感じる。
MX 471 カナル型ではなく普通のタイプのイヤホンだけど振動板のサイズが大きいため、カナル型より解像良好。さすがにゼンハイザーは音楽性が高い。三重奏とか四重奏とか聴きやすい音になっている。ダイナミック型らしい屈託のない解像度があり、若干つんざくけどスムーズな音でコシがある風にも聞こえる。振動板は密閉だから外部には漏れにくいとは思うけど、カナルが溢れる現代、部屋聴き専用になると思う。これはお薦めです。値段は安いけど音も筐体もいい。とりわけ注目に値するのはケーブルの材質感。このケーブルの材質感はいちど首に巻いてみるべきである。高校生とか中学生で安くていいイヤホンを探してる子いたら、ぜひこれを勧めてあげてくださいと思う。いづれカナル型やBA型などの高級機を買ってもサブ機になる。
HD 555 SONYは渋い四十代、AKGは中間で三十代、SENNHEISERは二十代。甘美なモーダル間現象が減るとこのゼンハイザーにも甘美さを聴けなくなるからゼンハイザーは二十代のうちに。
HD 570 Symphony 名前の通りクラシックにいける音調だけどゼンハイザーの中でも特に色が薄い。音の厚みもなくてMid-Fiのサウンド。でも一度聴いたらやめられないところがある。魔法の音。また宇宙に広がってく解放感はすごい。
HD 595 HD650の半額だけどそれに劣らない明確さは出ている。音階が明瞭に踊る。カーリー様的サウンド傾向。
HD 600 前身モデルのHD580からデザインが洗練されたがぞんざいに扱ってはならないモデル。すぐ壊れそう。しかしモノのつくりの悪さに諦めがつくぐらい良質な音。スムーズにしなやかに溶け込んでゆき夢見心地。ケアルラが全域に飛翔する。
HD 650 ゼンハイザーの開放型は音が薄めだけれど、HD650にあっては低域まで音階が明確でそれでいて流暢にゼリーが流れてる。HD600よりもワイドレンジ化しつつも密集している感じ。パーフェクトなサーンド。
SHURE SE102 低域は非常に弱いけど繋がりがよくしっとりと滑らかな音が出る。魔女の宅急便の『神秘なる絵』もなかなかミュトス感がある。
SE110 BA型。音楽的な馥郁はデンシティーだけどその分鼓膜は痛くなる。このモデルの筐体が一番気に入ってた。BBS
SE210 SHUREを使うとこの音のエコーはどう響いているか 何Delayかが気になってくる。BBS。SE110よりは解像は整っている。SE110の方が太いクリーミーな音で面白味はある。
SONY

























































SONY
MDR-NC10 ノイズキャンセリングイヤホン(カタログではヘッドホンとなっている)の初代モデル。インナーイヤホンとして初めての密閉型である。ノイズキャンセリングスイッチをONにすると外部の音が消えて自分の存在は宙に浮く。環境の音がどれほど肢体を安定させていたかがわかる。しかしこの機械には乾電池を入れないと作動しない。クリップでどっかに留めないと耳に単四乾電池の重力がのしかかる。また、ポータブル機のリモコンは使えなくなるなど多少の制約が生まれる。イヤホンをこの機械から外して単体で使うにはソニーのポータブルでなければならなかった(ソニーマイクロプラグのやつ)。音は普通のイヤホンに比べれば全体的にこんもりとしがちだが、低域は音響ドームを生かしてあって、音階を刻むほどよく鳴った。僕のスピーカーよりもよく出ていた。
MDR-NC32EX NC11を経て三世代目のカナル型ノイズキャンセリングヘッドホン。初代のNC10から10年経ってる。NC22にネックストラップのついた版のNC32EXは、相当のこだわりが感じられる。コードの外装は断線とか劣化のしにくい布みたいな材質で、ノイズキャンセリング用の乾電池は肩掛けのネックストラップの中に入るようになっててスイッチが小型化している。首かけはかなり合理的に機能していて電池重さにひっぱられたりせずうっとうしくない。相当考えられてる。ノイズキャンセリングにより音痩せはかすかに生じて、その分高域など硬くなる傾向はあるけど、小音量でも電車で聴けるのが耳に快適だ。ノイズキャンセリングの効果はあのときと変わってないけどS/Nはだいぶ向上しているかな。ヘッドホン部はEX85SLと同等だと思う。音質の傾向としては、アシヤガイのような音響通路のあったNC10は低域がかなり下のほうまで沈んでゆくのが心地よかったけど、このNC32は節度のある明るい低域で、基調はピュアで繊細な分解能が高まっている傾向。バランス感覚がいい。惜しむらくはネックストラップ型には高級モデルが出ないこと。
MDR-NC300D デジタルノイズキャンセリングヘッドフォン。その性能は「その静けさ、圧倒的」という惹句がそのまま感嘆詞になるぐらいに忠実であるけれど、それよりこのイヤホン自体の音の静けさ‥。この筐体がほしいです。X1050/X1060用にあったらいいです。
MDR-EX70 密閉型イヤホンの初代モデル。イヤーキャップが次第に外れやすくなったりコードが断線気味になったりで長持ちしないのが難点。学生には痛かった。こんもり感はあるが次のモデルより土着的な音であった。
MDR-EX71 カナル型で遮音効果あり。電車や原付でお出かけするのにちょうどいいイヤホンだった。耳のフィット感は最高。EX51はスマートで、EX71はふくよかなサウンド。EX70より捌けている。
MDR-EX77SL 上位モデルとの差異は音が薄いことで、EX57SLと同様にこんもり感は少なく、ブラームスとかファイナルファンタジーとかスムーズに聴ける。2005年あたりからカナル型が普及してきたけど、SONYのカナル型が一番整った音がでてる。
MDR-EX300SL EX85SLに比べて再現力がワンランク上がっている。少しずつ洗練されてきていて、鼓膜疲れが少ない。どんなソースも無難にこなす。audio-technicaはスタジオ向けに音を造られていてポップスが良く、ソニーは自然界の音に適性がある。
MDR-EX310SL EX510SLとEX600と同時に聴いて、一聴した感じではこれでもいいぐらいのモデル。上位機種ほどコヒーレントではないけど音が太い。シフォンケーキのような音色。
MDR-EX500SL ふっとりとしているがえぐみがない。コーラスを聴くとしっとりとした合唱のハーモニーが聴ける。高域もよく伸びていて、クラシックはほどよい優しさになって聞こえる。官能して疲れた後もこの甘さ柔らかさが良い。楽音はかなりのところまで拾われているが解像は無機質にならず、普遍的なトーンで毛羽立つ要素もない。Walkmanと組み合わせればオーディオの音を求めることすら忘れてしまう。
MDR-EX510SL 唯物的には作られてない。音を造られている。MDR-EX500SLに比べると無機質な音ではあるが、ほのかな甘みは乗っていて、より楽音を描き分けた造形を聞き取れるようになっている。ソニーはハッとすることはあまりないが、音色が心地よく、しっとりと官能に訴えてくる。ATH-CKM99やATH-CKM77ほどは飽きない。解像量は多くないがユキビタスで違和感がなく、これ一本で満足できてしまえるイヤホン。
MDR-EX600 蛙とびいる水の音のように「想像させる静けさ」を感じる。MDR-EX700SLほどの馥郁はないけど分解能とS/Nが高まった。ドラクエ9の音の良さが出る。ドラクエは神(霊性)と人との関わり合いを時代的に鋭く見抜いて楽しく表現されているが(合同結婚式が社会問題化した時は「光の教団」がそれだった。たぶん)、このドラクエ9の天子界のどこか気のない感じのしっとり感はこのMDR-EX600が一番出ている。MDR-EX1000と同じコード後ろがけスタイル。素材は三井化学のテクノロート(R)でフレキシブルに曲がる。カタログ画像ではイヤーハンガー状で掲載されているけど普通に真っ直ぐにも出来る。これは装着性の向上というよりは、この16mmのドライバーにもなると筐体がでかくて耳から外れて落っこちることの繰り返しが断線の原因になるから付いているのだと思う。
XBA-1SL ソニー初のBA型イヤホン。フルレンジ+ツイーター+ウーファー+サブウーファーの搭載数の違いで4機種発売された。XBA-1SLはフルレンジ一基のモデルだけど侮れない音だった。特定の音域にBA型らしい階調の細かな滑らかさがあり、室内楽や電子音などは清澄な音で美しく聞こえる。ソニーはこのところスピーカーにも優れた製品を生み出していて、XBA-1SLはその中の2way機SS-NA5ESに通じる良さがある。小さめのハウジングにしてフルレンジ一基なりの良さを引き出している。
XBA-4SL このXBAシリーズは使い分けを想定されているかのような鳴り口の違いがある。4WAYのXBA-4SLはXBA-1SLの美質は後退するが分解能が高い。BA型の特質なのか4つに分離している分解能だが、交響曲のアグレッシブなパートではXBA-1SLより聴きやすい。音圧が分散して各々の楽音のエッセンスが引き出されていた。遠近感も出ている。低音は意外と出なかった。中域がやはり美しい。
MDR-NX2 音は薄いけどすごいよかった。優しい。白い食器に若菜をよそってくれる白いうさぎみたい。ソニーの音は特徴と呼べるものがないところが良い。足るを知れる。噛めば味わいが増してくるような素材の音。神棚に研ぎ米をお供えしたくなってくる。思えば…子どもの頃は駄菓子を口に頬張ってから、ずっと味わってた。飲み込むのがもったいなくて。最終的には飲み込まないと満足しなかったけど、それまでに十分堪能したから100円分でなんとか乗り切れた。…。メタボリック症候群になると既に満足感を得る受容体が退化していたり壊疽していることが多く、食べ込み続けてしまう習性に修正が効かない。薬害性の器質性の変容を出来るだけ避けて修正するには仏教の伝統の半断食、無理なら食べ物を味わって食べること。よく噛んで味わって食べると、外食などで味付けされたものより素材自体の味の方が良くなる。ごはんとか、水とか、鱒の塩焼きとか…。キャベツも噛むと甘味が増してくる。そうなるとしょうゆとかドレッシングの味が邪魔になってくる。何物も神の造型のままであるほうが、繊細な形を保っている。神のまにまにを慈しんで生きられれば受容体も働きや数を増してくるだろう。
MDR-XB40EX XBはEXTRA BASSの音写略で、低域方面を重視したモデル。低音に音階感ある。audio-technicaにもATH-CKS70という低域重視モデルがあるけど、低音の官能はXB40EXのほうがあると思った。Walkmanと組み合せるとトーンが気持ちいい。ジャンルは意外とクラシックは良くてポップスは良くない。ヴォーカルが埋没しがちな傾向。でも遊びのある音が出ている珍しい型だと思う。このMDR-XB40EXの方がXB700より低音をより知覚できる気がする。
MDR-XB41EX 独特に良い濃厚感のあるカナル型イヤホン。ソニーらしいしっとり感のある低域再現。実売3000円以内のイヤホンを収集する人がソニーに一本持つならこれになると思う。
MDR-D777SL しっとりしてる。低解像度ながらドビュッシーの『海』とかポケモン『時の探検隊』などすかっとした開放感もあった。密閉型のこもり感はあるものの、ホールトーンも濃やかで、MDR-Z900HDと同じく楽音の鋭角がC2〜5mmぐらい円められていて全体的に好感持てる音にされてる。ポータブル型としては一押しの気がする。MDR-D22SL、MDR-D66SL、MDR-D77 etc. 昔からあるEGGOタイプの現代版。昔からのソニートーンだけど昔のやつはこんなに落雁(らくがん)みたいな滋味には富んでない。
MDR-ZX700 MDR-Z700のモデルチェンジ型。折りたたみは出来ず頑丈そうだからよいけどポータブル型ならMDR-D777SLの方がおいしいか。MDR-ZX700はホールトーンは濃やかではあるしソニートーンはあるけど管弦楽はぼやけてる感じがした。耳あたりは優しいけど楽音の鋭角を円める以前に解像の足りなさを感じる。でもビックカメラの店内で聴いただけではわからないか。
MDR-ZX1000 あらゆる楽音が最もバランス良く出てくるヘッドホン。なおかつ強調感もない。良い意味で没個性的。普遍的な音。ボーカルも程よい距離で電子音も心地良い。管弦楽は録音の良さが判る。頭へのハメ心地もこなれてる。オーディオについて考えたくない人向け。
MDR-XB500 イヤパットにやわらかぁくつつまれるのが心地よい。もうこれに尽きる。これも低域重視の密閉型ヘッドホンというわりに意外にクラシックが整ってるけど全体的にはaudio-technicaのATH-T500に比べて音楽性には少し真面目さと物足りなさを感じられた。せっかく存在感や装着感に旨みがあるので、音にもとろけるナイーヴ感がもう少し欲しかった。ソニーは再生できないソースがないよう誰に選ばれてもいいように安心と信頼で最終的な音決めをされている。普遍性を落としても聴いてみたい音がある。イヤパットの感触のような音が。ぼよよんぼよよんとしていても良いので。
MDR-XB700 ・q・パンパース
MDR-F1 「自然な装着感、自然な音質を追求した斬新なデザインのフルオープンエア型ヘッドホン。マグネシウム合金フレーム及び超ジュラルミンヘッドバンド採用により、わずか200gの軽さ」すごく独特な開放型。音は思った通り明瞭。オーテクのADにせよVictorのHP-M1000にせよ最近のヘッドホンはどれも似てきている。テクノロジーが収斂されると結局通底してしまうのだなぁと思った。でもこれはこれで癖が少ないのでいいと思った。
MDR-CD2000 イヤパットが面白い。布が耳を包みこむ。音はソニーらしくナローレンジ。こんもりとした感じはあるけど優しさになっている。
MDR-CD3000 やはりナローレンジ。でもこの中域には機械音など独特の水気を感じる。超中域だと言ってもいい。トーンの傾向からすると北欧の音楽に向くかもしれない。また頑丈そうで質感高い。ソニーのモノづくりのよさには一貫したものがある。
MDR-SA3000 ソニーのモノづくりのよさが多少後退してるモデルで(開放型だからかもしれないが)すぐ壊れそう。装着感も素っ気ない。しかもこんな薄い音のヘッドフォンが、2万5千円、MDR-SA5000に至っては4万5千円。フラッグシップのピュアオーディオラインにこんな存在感のない音のモデルをおいておいてよいのか。…と 思うかもしれないけど、複数台ヘッドフォンを部屋に常駐させていれば、このよさもわかるはず。この存在意義も出てくるはず。唯一の1台がこのモデルでは貧相すぎるけど、とにかくストレスがない音なのです。上位モデルのSA5000はSA3000に比べれば存在感がある音だけど、依然魅了する音楽性はなく、むしろ余計に冷淡な鳴り口が増してくる(ように感じられる)。すごーく薄いノンシャランな音。後記--- AKGのフラッグシップK-702と平行して使っていたら気がついた。これはレンジは高域寄りのナローレンジだが、中域や高域がひんやりしっとりしているのである。形状的解像度には曖昧さがあるけど、中域の滑らかさは透明なシルク肌のようでもある。凹凸がなく、非常に細かい、主張のない振動に満ちているのである。ノンシャランでは片付かない気づきにくい美質がある。
MDR-SA5000 MDR-SA5000は 陳列してあるハイエンドヘッドフォンの中で一番音が薄く感じられた。それはぼやけた成分がないから、すでに濾過された液体のように鼓膜を通過してしまい、そう感じられるのかもしれない。技術はたしかで、QUALIAで開発されたQ10譲りのナノコンポジットHDと振動板を採用されているだけあって異例なほどの歪みや違和感のなさ。あっけらかんとしていて肩の力が最も抜ける。解像も音階もしっかりしているはずなのにファジーな不確定性にほどけていてそれを感じさせない。不思議系である。SA3000 / SA5000とも国産の中でも類をみないほど無個性なサウンドなので、情報を教えられてないとスルーしてしまいそうな機械だけど、スルーせずに使えば、音楽も夜空に解放されきっていてオーディオへの意識をスルーさせる。僕はSA3000を手に入れたけど 今までに鼓膜が痛くなったことはない。音楽性云々とか音が薄いとかいう以前の問題で、オーディオ機材の音が耳につきやすい人にはおすすめの型だと思う。
STAX SR-202 ドライブとの一体型設計でアンプもイヤースピーカーもSTAX専用。アフターサービスもアキュフェーズのように一貫している。SR-202はドライバーユニットSRM-212とシステム組んでSRS-2020になる。このシステムは3〜4万で買える。一般のモデルはヘッドホンアンプの水準が低ければ性能を発揮しにくいがSRS-2020は標準的な再現力を引き出せる。でもSTAXの名誉を損なうような音質…とまではいかなくても硬いサウンドだったかな。イヤースピーカーにもまだ存在感がある。
SR-303 303になれば、コンデンサー型の蛇足のないふんわり感が気持ちいい。
SR-404 イヤースピーカーという意味が理解できるモデル。ヘッドホンはその場から完全に消えていた。存在感がなくなってる。ヘッドホンはオーディオシステムに比べてただ頭にかけるのが鬱陶しいだけなのだと思える。
SRS-2050A SR-202 + SRM-252A。広がり感はコンデンサー型ならではの解放感で、ぼわつくとかこもるとかいう概念とは無縁。SRS2020のときはあまり魅力を感じなかったけど、SRS2050Aになると精細一辺倒の冷たいサウンドながらも少し面白みが出てきたと思う。
SR-007 異次元の音。スピーカーではうまく聞き取れない超微音まで、生きた感覚と共に描かれる。色の乗りの少なさはニュアンスの多彩さをあらわしているみたい。かつトーンには温かみがあり気持ちよすぎて時間を忘れる。解像度と音楽性が高い次元でジンテーゼされている。SRM-007tとのコンビは、超再生音。
TDK TH-EC300 面白いマシュマロめいた弾力性がある。感触が良い。サウンドホールによりカナルなのに解放感がある。リバースサウンド方式によりホールトーンも良く出る。エルガーのチェロ協奏曲のチェロの響きがきれいだった。反面、分解能は低くマーラーの『一千人の交響曲』は意味不明。
TH-EB900 ARとかMAがあったころのTDKの音。当時ラジカセで録音していたとおりに CHAGE & ASKAの『RED HILL』がふくよかで、部分的に欠落するところのない充実したサウンドで聴ける。maxellは繊細なのかもしれないが音の吸着が薄くザラついていた。SONYはふくよかなのかもしれないけどもったりしていた。僕はAXIAを一番よく使ったけど TDKは厚みのある音の高級モデルが多く、ちょっとしたブランドだった。TH-EB900は国産らしい造形で変な音を出さない。はじめからバランス感覚がいい。ヴォーカルのサ行はつんざくことなく調えられている。少しゴワついた階調性ではあるも、かわらずに力強さのある音が聴けて嬉しかった。そういえばDENONもカセットテープを生産していたっけな。DENONはアンプで名器を創って今でこそあんなに厚みのある音になっているけど、あの頃のカセットテープはスカスカの音だった。
TH-ECBA100BBK アドバンスドのわりに声とか自然。マシュマロが潰れたような柔さがない。音調は温柔な傾向。
Ultimate Ears UE100 廉価盤にも名機があってデザインもケーブルの色も良くて高校生に向いてる。好感触な筐体と音。かむーとにゃんにゃんにゃんにゃにゃーんというトーンをしている。マーラーの『一千人の交響曲』もホールトーンが痩せてはいるけど声は整っている。多摩電子工業の『竹の響き』や三川の『木の響き』や『鋼の響き』のように楽音に厚みはないが機械的にならない程度のほどよい分離感がある。中学生や高校生がよく聴くジャンルに対応するものとしては価格的にも音色的にも理想型。ゼンハイザーのMX471がダイナミック型の開放的なイヤホンの名機だとすると、カナル型のUE100はしっとりしていて優しい音の名機。ちはやぶったところのないまとまりのよさ。
UE200 UE100とそんなには変わらない。少し解像度が高いのかな?全体的には解像度は低い方。このイヤフォンの良さは楽音のバランスや音色にある。ヴォーカルがすっこまないし電子音の高域はつんざかない。ナイーブな耳でも大丈夫。
ULTRASONE HFI-2000G ドイツのメーカー。1991年に世界初の前方定位型ヘッドホンHFI-100を発表してからスタジオ用途のHFI-200、4導管型のHFI-3Dと発売し、高い評価を受けてきた。音源は本来前方にあるもの、ヘッドホンでは現実的ではない音響となる。ウルトラゾーネは脳内定位のしない工夫を施されていて、バイノーラル録音でない普通のCDでも3Dな音像定位をする。その音響は面白く、音楽学的な気勢で自然に広がる感覚。でもキャッチコピーの"前方定位"となるとうーむ、うむ、むむむ。イメージすればなんとかなる。音のニュアンスには少し論理的な硬さが感じられたけど、全体的には爽やかでさらりと唄う。
PRO2500 PRO2500のほうは低域寄り。一番みっちりとした低音が出る。高域はPRO750に比べると埋没気味ではあるが、音階を感じる音。ずんずんと密集した音がくる。トーンはスウィーツ。
PRO750 PRO750も低音でるが高域もでる。PRO2500では得られない開放感がある。それ以外は ほぼ音色も解像度も同じ。デザインがかっこいい。
Victor HP-DX1 DX3に比べれば元気だけどやはり優しい音。
HP-DX3 現代的な明るいデザインとは違ってマイルドな音。引きこもりがちなほどだ。とても優しく厭味もない。
HA-FXT90 かぜはやくんみたいなさわやかな音。
HA-M5X さわこみたいに混乱した音。
HP-FX500 ウッドコーンの振動板を採用したカナル型イヤホン。音は現代的で『木の響き』というのはピンと張ってる傾向の響きになっている。解像を詰めていった印象で楽器というよりはスタジオサウンドとして洗練されている。温度差に敏感。極寒の外で聴くとギラギラした音しか出ない。ヒーターで温めるとウッドコーンらしさが出てくる。そんな生き物みたいなところがある。
HP-RX700 入門型ヘッドフォンながら解像度はそこそこでバランスがいい。余裕がある。クラシック再生でも不足感がない。サイズからくる恩恵か、空気感があり、加湿器の蒸気のように人工的ではあるが、ハイエンドオーディオ機に見られる湿度が聞き取れる。ビクター製のピュアオーディオに見られる甘いトーンが健在で、しっとりとした優しさが敷衍している。ゲームの電子音も強調感がない。これが3980円で大人気になってる。これを買ったら完璧を求めて木のヘッドホン『HP-DX700』のほうに乗り換えたくなる。そんなトリックすら感じる名器。
HP-NCX78 ビクターのノイズキャンセリングイヤホン。解像は非常に薄い。でもソニーのMDR-NC2のように白米のような味わいがある優しい音がする。
ZERO AUDIO ZH-BX500 筐体に爪が当たるときゅるきゅる言う。ZH-BX300でも同じ。きゅるきゅるきゅるきゅる。ドライバーはBA型。普通にBA型らしい音質。D型を狙っているようだがCREATIVEやSONYほどD型っぽくない。
城下工業 SW-HP10 CECなどにOEMを作ってるメーカー。三川商事、多摩電子工業、城下工業。日本語表記のメーカーが何気にいい。CDショップなどの店舗にも置いてあり丈夫に作られてる模様。SW-HP10は密閉型ヘッドポン。ハウジングは耳を覆う大きさではないため 装着感はふんわりしたところはないけど 耳に乗せてきつくない。BOSEのon-earと似た感じ。必要にして十分な絶妙のバランスを追求されてる。もう少しユニットが前から傾斜していたらよかったけど、神経質な構造ではなくパーツ点数が少なくたしかに業務用として壊れにくいと思う。音はかまぼこ型で聴きやすく 音色には品がある。階調豊かで液体的トーンが出せるヘッドポン。楽音が自由闊達に生き生きしている。中低域〜中高域の諧調が特に濃ゆく甘い。QUADのプリアンプ34のような音のよさ。音楽性。もふっもふっという布団の柔軟さというよりは軟体動物の軟らかさ。酸素のような空気感。交響楽の時にはレザーの響きが乗ってた。感度が103dB/mWと高いのでポータブル機でも余裕で使える。ケーブルはTR-HP03と同じ1.6mでもよかったー。延長コード使えばいいので。減衰が云々以前に重たくなるのがいやだ。短くて済むシーンで無駄に長いことも気になる。ケーブルは必要最長限がいい。
三川イヤホン 木の響き QUAD 34のように抑圧的なところのない音。粒立ちはないけど中域が滑らかに生きている。低域重視セッティングで高音に鋭角がなく低音がどょ〜んと躍動する。多摩電子工業のS1206もたぶん同じOEM。ヴォーカルが引っ込みがちなところとか、弦が濃厚にうねるところとか、アコースティックの楽音の痩せないところとか。似ている。
鋼の響き 深井戸から沸き上る低域の咆哮と空飛ぶコハクチョウの互いの応答のまにまにイジドール・デュキャッスのポエジーの体液的な濃さも敷衍させうる濃密で且つころころした活動は、触感が金属にて丸め込まれており、高域がちはやぶらない平滑化で肉はゴムのようなってあたかも社会学者が取り沙汰にしたがるカフカの朝起きたら自分が昆虫で起き上がれず8本の足でじたばたする異世界に一歩踏み込んで特に夜中…この音でじたばたしたい。




HEADPHONE AMP Review.

  型番 寸評
audio-technica AT-HA2 AT-HA20 / HA25Dに比較するとAT-HA2の方は解像度は落ちるけどシンプルで馨しい音が出る。カスミの味わいがする。カスミを喰って生きている。
AT-HA25D ARCAMのプリメインアンプA65Plusのヘッドホン出力と比較しても音質は変わらないか、DAC搭載分は若干ピュアな音になってるのかなと言ったところ。平均的な音。最近たくさんDAC搭載小型ヘッドホンアンプが登場してるけどaudio-technicaは最も教科書的な音になると思う。サウンドカードの出力はそれなりの音。ONKYOのWAVIOには高音質のモデルがあるけど大方は光 or USB出力を活用した方が無難なのでPC用途には安上がりで良いと思う。AT-HA20 / HA25Dはスケルトンになっててデザインも秀逸。電源付けっぱなしになっていてもあとで気づく(ちなみにワットチェッカーで測ると2W)。土岐アウトレットファクトリーのBOSEのブースでもaudio-technicaのAT-HA20 / HA25Dがデフォルトで使われていた。BOSE OEももっちりとした音で鳴っていた。ライバル機にはTopping D2やMUSILAND SVDAC05などデジタルアンプ搭載のモデルがあるけど突撃するほどでもない方へ。
AT-HA60 ヘッドホンアンプ。長いことカタログの現行で存在していたAT-HA50の新型。Murauchi電気のヘッドホンコーナーで試聴していたらどのモデルも音がいいことに気がついた。それで棚をどかしてみたらいつものオーディオテクニカが使われていた。これってこんな音が出たの、、と思って調べてみたらHA60にモデルチェンジしていたのだった(でも最近EDENで聴いたら、音が硬いなぁこのアンプって思った。聴覚が衰えたのかな。CDPからのRCAケーブルを延長しすぎてるのかな)。解像度は高く、柔軟性は低い。
AT-HA65 AT-HA50→AT-HA60→AT-HA65と薄型小型化している。AT-HA50とAT-HA60とではずいぶんと音が違ったけど、今回はマイナーチェンジか。発売から一年、まだ見かけたことはないけど、今のテクニカのヘッドホンの音に合わせられていると思う。AT-HA60とAT-HA20とではディストリビューター搭載(出力数)の差のみでなくアンプも違っていた。PMA-1500SEとPMA-2000SEぐらいの音質の差があると思う。AT-HA60はK702を満足に駆動できた。オーテクは色づけのない硬調な音だけどそれがむしろ良い時がある。24bit 96kHzまでのDAC搭載。
AT-HA2002 40th anniversary model。ヘッドホンアンプ。ATH-A100で聴いた。このヘッドホンアンプは異次元で、全域に渡って細部のガタガタ感がない。A100に優しさはもとより、情緒が加わった。やはりテクニカなので硬調な音ではあるが、輪郭がまぁるいのは初めて味わった感觸だった。限定モデルATH-2002とのコンビネーションも聴いてみたかった。評論家の三浦さんがCOTYで「ハイエンドのスピーカーよりも音がいい」と絶賛していて、菅野さんは「もしそれが本当だったら大変なことになるよ?」と突っ込みを入れていたのを思い出した。
FOSTEX PH-50 ヘッドホンアンプ。テクニカのAT-HA50やこのPH-50は大型電気店でよくみかける(棚の裏など)。少々物足りなさはあるけど素朴な音。
FURUTECH ADL GT40 古河電気工業のケーブルを懐かしくにおわせるFURUTECH。ADLはそのFURUTECの新ブランド。USB-DAC付ヘッドフォンアンプ。オルトフォンのHd-Q7がダイナミックな音とするとフルテックは丁寧な音だった。ポータブル型のADL CRUISEとは若干性格を異にし、GT40には軟体動物系の感触が濃厚にありにゅるにゅるしてる。そう。まさに丁寧な音なのである。またフォノアンプ内蔵していてUSBでPCに送ってデジタル録音できる。RCA出力はボリューム連動でプリアンプとしても使える。この音ならプリアンプ枯渇の時代が到来しても保険にできる。
ortofon Hd-Q7 価格の割にすごい楽しめる音を出す。メリハリ感があるしそれが品のある音だしハイフィデリティーの愉悦もある。優秀な製品。